これまでの「三宅しげきから」
−2018年−

■4月25日
平成30年3月16日 公営企業委員会において質問しました。

公営企業委員会とは、一般の都民の方に利用料を負担して頂いて東京都が行っている公共事業を担当する委員会です。上下水道・都営地下鉄・都バスの事業です。
(今後の下水道事業の運営について)

(三宅しげき)
昨年12月、「下水道の運営権売却検討」という新聞記事を目にして、大変驚いたところです。その記事は、12月26日に行われた都政改革本部会議の内容を報じたものでした。
下水道局では、以前から、期間を定めて経営計画を策定し、その計画と事業の実施状況を議会に明らかにしながら、着実に事業運営を行ってきたと認識しています。
また、経営計画に基づき、企業努力として不断の経営効率化に努め、安定的な経営の実現に取り組んでいることも承知しています。
私は、公営企業としての企業努力に加えて、下水道局が施設を一体的に管理して事業を運営してきたからこそ、今日こんにち、東京の下水道サービスが安定的かつ効率的に提供されていると考えています。
このように安定的かつ効率的にサービスが提供されている中で、下水道局は、コンセッション方式を含む新たな運営手法の検討を来年度から行うことを発表しました。
なぜ、この時点で、コンセッション方式など新たな運営手法の検討を行うのか、本日の質疑を通じて、下水道局の真意を確認したいと思います。
それでは、早速ですが、新たな運営手法の検討を行うことになった背景を伺います。

問1:新たな運営手法の検討を行うことになった背景

(総務部長答弁)
●下水道局では、これまでも不断の経営効率化に取り組んできた
● 2020年以降、「下水道管の老朽化」、「豪雨回数の増加」、「人口減少」の3つの危機に直面することが見込まれる
●こうした状況に対処し、安定的に下水道サービスを提供していくため、一層、効率的かつ効果的な事業運営が必要である
●加えて、今年度から、一定規模以上の下水処理場の改築にあたっては、コンセッション方式の導入を検討することが国土交通省の国庫補助金の交付要件となっている
●このようなことを踏まえ、下水道局と監理団体との役割分担の見直しと併せて、直営や現状の業務委託も含め、包括的民間委託やコンセッション方式などの様々な手法について、幅広く検討することとした

(三宅しげき)
検討の背景には3つの危機があるとのことですが、確かに、東京では、高度経済成長期以降に大量に整備した下水道管が、今後一斉に耐用年数を迎えるため、これらを適切に更新していく必要があります。
また、近年多発する局地的な集中豪雨などに伴う浸水被害に対応するための浸水対策も、下水道局の重要な役割です
さらに、東京の人口が減少に転じれば、料金収入の減少が見込まれるため、これも今から備えなければいけない課題だと思います。
ですから、下水道局が3つの危機に対処し、将来にわたつて下水道サービスを安定的に提供するために検討を行うという事情については、理解できました。
では、どのような検討を行うのか、検討の中身について確認するために、まず、「包括的民間委託」と「コンセッション方式」の内容について伺います。


▲ページのトップへ

■4月2日
平成30年度予算案に反対した都議会自民党の見解について


・現在の東京都事業の大半は、我が党が政策提言してきた内容を踏まえて作られています。このため、知事がどなたに変わろうと、我が党は一貫して都の予算案を支持してきました。このスタンスは、現時点においても、全く変わりはありません。

・しかし、今回の平成30年度東京都予算案では、どうしても看過できない事項が2点ありました。

・一つは、小池知事の側近である特別顧問を廃止すると言いながら、その顧問の報酬と旅費を予算案の中に残したまま提案したことです。支出しないと決めた予算案を議会に審議させるというのは、二元代表制を愚弄したものであり、議会として断じて容認できません

・二つ目は、築地再開発検討会議の経費です。昨年から「築地は守る、豊洲は活かす」と発言し、再開発の検討を始めました。しかし、肝心の事業全体の方針や財源スキームを全く示さずに、検討会に議論を丸投げしています。これは検討会を盾にして、決められない知事の責任を先延ばしにしているだけです。

・このため、我が党はこの予算の組み替え動議を提出しましたが、都民ファーストや公明党などの小池連合によって否決されました。

・動議が否決された場合の対応は2つしかありません。
①一つは、我が党が作りあげてきた予算が大半であることを踏まえ、予算案に賛成すること。
②今一つは、今回の予算案は、議会の基本ルールを逸脱し愚弄していること
から、両予算とも否決することです。

・よって我が党は、今回、責任政党としての大義を貫くため、②の知事提出の2つの予算案に反対する決断をいたしました。

・残念ながら我が党の意見は否決されましたが、引き続き都民の与党として都政を正常化させ、都民のための政策を前に進めていくよう全力を傾注していきます。



▲ページのトップへ




Top Menu
「三宅しげきから」
プロフィール-主な職歴など-
青春の軌跡-基礎からわかる 三宅しげき-
事務所案内
活動報告
リンク


自由民主党 東京都議会議員
三宅しげき事務所

〒154-0001
東京都世田谷区池尻2-20-12-103
TEL:03-5481-1500

Copyright (C) 2008 Miyake Shigeki
All Rights Reserved.